元禄の茶壺曲目解説(4) Like a rolling stone

詞・曲:蔵臼麓真

この曲は本来元禄の茶壺のレパートリーではなく、蔵臼が1982年頃に作曲し、
その後結成したバンド「世紀末應援団」のレパートリーとして演奏されていた。
当時は大学入学後で、高校時代に蔵臼が関わっていた二つのバンド
(元禄の茶壺を含む)が実質的に解散した後、
新たなバンド結成に向け書きためた数曲のオリジナルの内の一曲であった。

作曲時蔵臼は題名をあまり意識せず便宜上 Goodbye Blues と命名したが、
バンド内ではもっぱら(そのリズムから)「レゲエ」と呼ばれていた。
Like a rolling stone と呼ばれるようになった経緯は不明だが、
(メンバーではなかった)好島がそう呼んだ事が起源という説もあるらしい。
ちなみに好島自身はそのエピソードをまったく記憶していない。

以下は作者の蔵臼がこの曲に関して寄せたコメントである。
「サウンドの面では、まずレゲエのリズムに歌を乗せたかった。
今も日本語が最も歌いやすいリズムパターンはレゲエではないかと考えている。
コードもマイナー・ペンタトニック・スケール+チョーキング・ビブラート主体の
アドリブギターソロに合わせやすく気持ちいい進行を採った。
(詞については)自分を含め誰もが蹴られて転がる石のような存在に過ぎないが、
海底に身を落とそうとも決して砕け散ることはない、
という想いを歌に託したつもりである。
今でもその想いにはいささかの変化もない。」


好島が初めてこの曲を聴いたのはおそらく1985年前後であったと思うが、
それがライブであったか録音であったかも今では思い出せない。
いずれにせよそれを気に入った結果ライブ録音を元にコピーし、
プライベートで練習していた。
当時は特にどこかでの演奏を目的としてはいなかったが、
心の叫びをシンプルに描き出した歌詞にハマり、
いつしか好島にとって「心の歌」の一つになっていた。

2009年の活動再開に際しては是非レパートリーに加えたいと考え、
作者の許可を得て好島がソロで出演する際にも歌える事になったが、
好島が歌う際は作者の了承を得た上で歌詞、コードの一部を変更して演奏している。

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